「ニューヨークパンツマン事件」とは、2017年12月23日にニコニコ生放送で配信されたクリスマス特番「【ニコめし】独りでも寂しくない!聖夜のクリスマス飯!!」で起きた炎上騒動です。料理動画の人気投稿者・パンツマンさんこと神崎嘉宏さんが、お笑いコンビ・ニューヨークの度重なるツッコミに怒りをあらわにしたことで、番組内のやり取りが大きな批判を集めました。
騒動は放送終了後も収まらず、運営元のドワンゴによる謝罪、パンツマンさん本人の投稿、そしてニューヨークの嶋佐和也さんと屋敷裕政さんによるTwitter(現X)での謝罪へと発展しました。2026年現在、この事件はネット配信における「いじり」と「いじめ」の境界線を考える際にも振り返られる出来事です。事件の真相、炎上の理由、謝罪の経緯、パンツマンさんの現在まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 事件の発端:2017年12月23日のニコニコ生放送「ニコめし」で、料理中のパンツマンさんに対するニューヨークの執拗なツッコミが問題になった。
- 謝罪の経緯:パンツマンさんとドワンゴが先に謝罪し、12月28日にはニューヨークの2人もTwitterで謝罪文を投稿した。
- 現在とその後:パンツマンさんは料理動画などの投稿を継続。ニューヨークもその後、賞レースなどで実績を重ねている。
【事件の真相】ニューヨークパンツマン事件とは何が起きたのか?
事件の舞台となったのは、クリスマスを1人で過ごす人に向けて手軽な料理を紹介するニコニコ生放送の特別番組です。番組には、料理動画投稿者のパンツマンさん、ニューヨークの嶋佐和也さんと屋敷裕政さん、タレントの蒼井そらさんらが出演し、加藤純一さんがMCを務めました。
パンツマンさんは、ニコニコ動画で家庭料理を紹介する投稿者として知られていました。凝った演出よりも、身近な食材を使った料理や飾らない調理風景が持ち味です。番組でもキッチンに立ち、自身のレシピを実演していました。
一方、ニューヨークの2人は、パンツマンさんの調理方法や包丁さばきなどに次々とツッコミを入れました。番組序盤は冗談を交えたやり取りもありましたが、時間がたつにつれて、パンツマンさんの表情には不快感が表れるようになります。
決定的な場面となったのは、パンツマンさんがニンジンを輪切りにしていたときです。ニューヨークの2人が切るスピードについて「遅えええ!」「おっそ!」などと繰り返し声をかけると、パンツマンさんは「お前がやれよ!」と怒りを爆発させました。さらに、手元のニンジンを2人に向かって投げる場面もありました。
ところが、ニューヨーク側はその反応に対しても笑いを交えたツッコミを続けました。視聴者には、怒りをあらわにした共演者をさらに笑いの対象にしているように映り、批判が広がりました。
2017年12月27日付のJ-CASTニュースや、同月25日付のITmedia系メディア「ねとらぼ」は、番組内のやり取りやドワンゴの謝罪を報道しています。事件は単に出演者同士が口論したという話ではなく、料理を披露する側と、それをからかう側との関係が、視聴者にどう受け止められたかという問題を含んでいました。
【炎上の理由】パンツマンへの「いじり」が批判された3つのポイント
ニューヨークパンツマン事件が大きな炎上に発展した背景には、発言の内容だけでなく、やり取りの繰り返し方や、相手が怒った後の対応も関係していました。
1.料理を実演する相手へのツッコミが繰り返された
パンツマンさんは、番組の企画に沿って実際に料理を作っていました。その最中に、調理の手際や切る速度などについて繰り返し指摘されます。J-CASTニュースの報道では、料理へのコメントに加え、地上波のテレビ番組には向かないタイプだという趣旨の発言なども紹介されています。
単発の冗談であれば笑いとして受け取られる場合もあります。しかし、相手が作業を続けている最中に同じ方向のツッコミが重なると、笑いを生むための掛け合いよりも、一方的に欠点を指摘する行為として見られやすくなります。
2.パンツマンさんが不快感を示した後も笑いが続いた
最も批判を集めたのは、パンツマンさんが「お前がやれよ!」と怒った後の対応です。ニューヨークの2人は、ニンジンを投げたことや怒っている様子にも反応し、笑いながらツッコミを続けました。
お笑いでは、相手の言動を誇張したり、失敗を笑いに変えたりする表現が使われます。ただし、その場にいる人が笑いの意図を共有できているかどうかで、受け止め方は大きく変わります。相手が本気で嫌がっているように見える状況でからかいが続けば、視聴者には「芸」ではなく「いじめ」に近いものとして映ります。
3.視聴者が期待していた番組の内容と、実際の空気が食い違った
番組の中心は、家庭で作れる料理を紹介することでした。パンツマンさんの調理風景を楽しみにしていた視聴者にとって、調理の進め方を繰り返し笑いの対象にする展開は、期待していた内容とは異なるものだったと考えられます。
ねとらぼの報道では、放送後にニューヨークの態度を不快だとする反応が相次ぎ、パンツマンさんには同情的な声が寄せられたことも伝えられています。批判は単に出演者が怒ったことに向けられたのではなく、番組全体の空気や、共演者への接し方に向けられたものでした。
つまり、パンツマン炎上事件の本質は、誰かが怒ったという一点だけではありません。相手との関係性や場面に合った笑いになっていたのか、そして相手が不快感を示したときにどう対応したのかが、問題視されたのです。
【事件の経緯】2017年12月23日の放送から謝罪までを時系列で整理
騒動の経緯を理解するうえで重要なのは、放送直後のパンツマンさんの投稿、運営元の謝罪、そしてニューヨークの2人が謝罪文を投稿した日付です。当時の報道をもとに整理すると、次のようになります。
| 時期 | 出来事 | 確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2017年12月23日 | ニコめし放送 | 料理中のパンツマンさんに対するツッコミが続き、ニンジンを切る場面で「お前がやれよ!」と怒りをあらわにした。 |
| 12月24日未明 | パンツマンさんが投稿 | 放送中に怒ったことについて、視聴者に向けて謝罪した。 |
| 12月25日 | ドワンゴが謝罪 | 出演者や視聴者に不快な思いをさせたとして、公式サイトにお詫び文を掲載した。 |
| 12月28日23時 | ニューヨークが謝罪 | 嶋佐和也さんと屋敷裕政さんが、それぞれのTwitterアカウントで同じ謝罪文を投稿した。 |
| 12月29日 | 謝罪が報道される | J-CASTニュースが謝罪文の内容や、投稿後に寄せられた反応を報じた。 |
この年表から分かるのは、放送後の対応が一度に行われたわけではないという点です。パンツマンさんは放送翌日の未明に自らの反応について謝罪し、ドワンゴは12月25日に公式のお詫び文を掲載しました。その後、ニューヨークの2人が12月28日に謝罪しています。
また、ねとらぼの12月25日付の記事では、その時点でニューヨークおよび吉本興業からの謝罪は確認できていないと報じられていました。一方、12月29日付のJ-CASTニュースは、前日の28日にニューヨークの2人が謝罪文を投稿したことを伝えています。これは報道時点の違いによるもので、両記事の内容は時系列で整理すると矛盾しません。
事件を調べる際には、放送直後の記事と、その後に更新された経緯を扱う記事を区別することが大切です。初期報道だけを読むと、最終的な謝罪の状況を誤って理解する可能性があります。
【ニューヨーク屋敷の謝罪】Twitterでの発言と炎上後の反応
ニューヨークの屋敷裕政さんと嶋佐和也さんは、2017年12月28日23時、それぞれのTwitterアカウントで謝罪文を投稿しました。現在のXで「ニューヨーク屋敷の謝罪」や「パンツマンへのTwitter謝罪」と検索した際に見つかる、事件を振り返るうえで重要な投稿です。
J-CASTニュースが報じた謝罪文では、パンツマンさん本人への電話での直接謝罪を希望したものの、本人の要望によりTwitterを通じて謝罪すると説明。そのうえで、ニコめしで不快な思いをさせたことについて、お詫びの言葉を述べていました。
ただし、謝罪文の投稿後も、批判がすぐに収まったわけではありません。J-CASTニュースの12月29日付報道によれば、2人の文章が同一だったことや、放送から数日が経過していたことなどが、反応を左右しました。記事では、当時、嶋佐さんに600件超、屋敷さんに400件超のリプライが寄せられ、批判だけでなく激励の声もあったと伝えられています。
ここで区別しておきたいのは、謝罪を投稿した事実と、その謝罪がどのように受け止められたかは別の問題だということです。謝罪文を出せば、必ずしも相手や視聴者の納得が得られるとは限りません。投稿のタイミング、表現の具体性、何に対して謝っているのかという点も、受け手の評価に影響します。
また、パンツマンさんが直接電話での謝罪を求めず、Twitterでの謝罪を希望したという点も、2人の投稿文に記載されています。これは本人の希望に沿って謝罪方法を選んだという説明であり、電話で謝罪しなかったことだけを取り上げて、誠意の有無を断定するのは適切ではありません。
一方で、騒動の中心となった言動について、何が問題だったのかを具体的に説明することは、謝罪を受け止める側にとって重要です。事件を振り返る際には、謝罪の形式だけでなく、発端となった番組内のやり取りと、その後の対応を合わせて見る必要があります。
【パンツマンの現在とその後】ニコニコ動画での活動はどうなった?
パンツマンさんこと神崎嘉宏さんは、事件後に料理動画の投稿活動を終えたわけではありません。2026年10月時点で確認できる公開動画一覧でも、料理や食べ物に関する動画を中心に投稿を続けていることが分かります。
動画情報を掲載するユーチュラの公開一覧では、2026年10月にも「パンツマンの茄子のミートソースパスタ」や「パンツマンのサツマイモと豚肉のおじや」などの料理動画が確認できます。料理だけでなく、食べ歩きや外出に関する日常的な動画も見られます。
こうした活動から分かるのは、2017年の炎上騒動がパンツマンさんの動画投稿活動の終わりにはならなかったということです。事件をきっかけに名前を知った人もいる一方、現在も料理動画や日常の記録を楽しんでいる視聴者がいます。
なお、パンツマンさんの現在を知るために、2017年の炎上動画だけを繰り返し視聴する必要はありません。事件当時の切り抜き動画は、怒りが爆発した場面を中心に編集されている場合があります。本人の活動を理解したいのであれば、通常の料理動画や、その後に公開された動画も併せて見ると、投稿者としての継続的な活動が分かります。
事件後の本人の心境や、騒動が私生活に与えた影響については、公開された発言と報道で確認できる範囲を分けて捉える必要があります。ネット上で語られる噂だけを根拠に、本人の生活や精神状態を決めつけることはできません。
【ニューヨークのその後】事件が残した教訓とプロの結論
ニューヨークの2人も、パンツマン事件だけで芸能活動が終わったわけではありません。朝日新聞系のウェブメディア「withnews」は2020年12月24日の記事で、ニューヨークが同年のM-1グランプリで5位、キングオブコントで準優勝を記録したことなどを紹介しています。
この実績は、事件後も2人が芸人として活動を続け、賞レースで結果を残したことを示しています。ただし、その後の成功を事件への評価と直接結び付けたり、炎上がキャリアに与えた影響を一つの原因だけで説明したりすることはできません。
パンツマンとニューヨークの騒動が今も検索される理由は、単に過去の失言や口論が話題になったからではないでしょう。配信番組において、出演者同士の笑いがどのように成立するのか、そして視聴者がその場面をどのように評価するのかという問題が、分かりやすい形で表れたからです。
【プロの結論】
この事件から考えられる重要な教訓は、相手を笑いの対象にすることと、相手と一緒に笑いを作ることは同じではないという点です。
お笑いの「いじり」は、演者同士の信頼関係や、その場の空気、相手が受け入れられる範囲によって成立します。ところが、生配信では視聴者がその関係性を十分に知らない場合もあり、出演者が意図した笑いと、画面越しに伝わる印象が食い違うことがあります。
今回のように、実際の作業を続けている相手に対してツッコミが繰り返され、さらに相手が怒った後も笑いが続けば、視聴者には一方的なからかいとして受け取られやすくなります。番組を成立させるためには、出演者の掛け合いだけでなく、進行役や制作側が場の変化を捉え、必要に応じて流れを調整することも大切です。
また、炎上した動画を見る際には、切り抜きの見せ方と、実際に報道された経緯を分けて確認する必要があります。短い動画は問題の場面を理解する助けになりますが、それだけでは番組の企画、前後の会話、謝罪に至るまでの経過を把握できないことがあります。
ニューヨークパンツマン事件は、出演者の言動が配信の場を越えて評価され、後日の謝罪まで記録に残った事例です。面白さを追求することと、共演者への敬意を保つこと。その両方をどう成立させるかが、配信時代のエンターテインメントに突き付けられた課題といえます。
【ニューヨークパンツマン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ニューヨークパンツマン事件はいつ起きた?
A1:2017年12月23日です。ニコニコ生放送のクリスマス特番「【ニコめし】独りでも寂しくない!聖夜のクリスマス飯!!」で、料理中のパンツマンさんに対するニューヨークのツッコミが問題になりました。
Q2:パンツマンさんが怒った理由は?
A2:料理中、特にニンジンを切っている場面で、ニューヨークの2人から切るスピードなどについて繰り返しツッコミを受けたためです。パンツマンさんは「お前がやれよ!」と怒りをあらわにし、その後のやり取りも批判を集めました。
Q3:ニューヨークの屋敷裕政さんは謝罪した?
A3:はい。屋敷裕政さんと嶋佐和也さんは2017年12月28日23時、それぞれのTwitterアカウントで謝罪文を投稿しました。現在のXで過去の発言を探す際にも、この投稿が事件の経緯を知る重要な手掛かりになります。
Q4:パンツマンさんは現在も動画投稿を続けている?
A4:はい。2026年10月時点で確認できる公開動画一覧には、料理動画などの新しい投稿が掲載されています。2017年の事件後も、料理や食べ物に関する動画を中心とした活動が続いています。
Q5:ニューヨークパンツマン事件は、なぜ現在も話題になる?
A5:お笑いとしての「いじり」と、一方的なからかいに見える行為の違いが表れた騒動だからです。番組内の発言だけでなく、パンツマンさんの反応、運営元の謝罪、ニューヨークの2人の謝罪まで一連の経緯が報道され、現在も振り返られています。
まとめ:ニューヨークパンツマン事件の真相と現在を振り返る
ニューヨークパンツマン事件は、2017年12月23日のニコニコ生放送「ニコめし」で起きた炎上騒動です。料理を実演していたパンツマンさんに対してニューヨークの2人が繰り返しツッコミを入れ、ニンジンを切る場面でパンツマンさんが怒りをあらわにしたことから、批判が広がりました。
その後、パンツマンさん本人が放送中の反応について謝罪し、ドワンゴも公式のお詫び文を掲載。12月28日にはニューヨークの2人もTwitterで謝罪しました。一連の出来事は、謝罪のタイミングや文章の受け止められ方も含めて報道されています。
2026年現在、パンツマンさんは動画投稿を続けており、ニューヨークも事件後に芸人として実績を重ねています。過去の炎上を理解するには、印象的な一場面だけで判断せず、番組の目的、出演者同士のやり取り、当時の報道、謝罪までの時系列を併せて確認することが大切です。
この騒動が残した最大の教訓は、笑いを生み出すための「いじり」であっても、相手との関係性や反応を無視すれば、視聴者にはまったく違うものとして伝わるということです。配信の自由さを生かしながら、共演者への敬意と視聴者の信頼をどう守るか。ニューヨークパンツマン事件は、その問いを今も投げかけています。
主な参考報道・資料:J-CASTニュース(2017年12月27日・29日)、ねとらぼ/ITmedia(2017年12月25日)、withnews(2020年12月24日)、ユーチュラの公開動画一覧(2026年10月時点)、ドワンゴによる2017年12月25日付の番組に関するお詫び。 (出典: ニューヨーク パンツ マン(Yahoo!ニュース))