サンドウィッチマンの伊達みきおさんが披露する「ゼロカロリー理論」。ドーナツは穴が開いているからカロリーゼロ、揚げ物は高温で揚げるとカロリーが消える――そんな強引なのに妙な説得力がある理屈で、食べ物のカロリーをめぐる笑いを生み出してきました。
ところが、2026年にはブラックマヨネーズの小杉竜一さんが、この理論の誕生に自分も関わっていたと明かし、改めて話題になりました。そもそも元ネタは何なのか、なぜ多くの人に親しまれているのか。そして、ドーナツや唐揚げの実際のカロリーはどれくらいなのか。代表的なネタ、誕生の経緯、科学的な真相をまとめて解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ゼロカロリー理論は、伊達みきおさんが食べ物の形や調理法を独自に解釈し、カロリーゼロだと主張するお笑いのネタ。
- 要点2:広く知られるきっかけは2017年10月15日放送の『アメトーーク!』。2026年3月には小杉竜一さんが誕生時のエピソードを語った。
- 要点3:ドーナツや揚げ物のカロリーは実際にはゼロではない。食品の栄養成分表示や公的な食品成分データを確認することが大切。
【サンドウィッチマンの0カロリーとは】伊達みきおのゼロカロリー理論を解説
「ゼロカロリー理論」とは、サンドウィッチマンの伊達みきおさんが、食べ物に独自の理屈を当てはめて「カロリーゼロだから太らない」と主張する笑いのスタイルです。食べ物の形状、調理時の温度、食べるときの状態など、一見もっともらしい要素を組み合わせて、強引にゼロという結論へ導きます。
たとえば、ドーナツは中央に穴が開いていて数字の「0」に見えるからゼロカロリー。揚げ物は高温で調理するため、カロリーが熱に耐えられず消えてしまう。カステラは押しつぶして小さくすると、カロリーが分散してなくなる――といった具合です。
もちろん、これらは栄養学に基づく説明ではありません。現実の食べ物に対して、見た目や言葉のイメージを利用した理屈を積み重ねることが、ネタの面白さにつながっています。
この芸風では、伊達さんが自信たっぷりに独自理論を展開し、相方の富澤たけしさんがその無理のある主張を際立たせる構図も魅力です。視聴者は理論が正しいから笑うのではなく、明らかに間違っているのに堂々と言い切る、そのギャップを楽しんでいます。
【元ネタ・由来】ゼロカロリー理論はいつから始まった?
ゼロカロリー理論が広く知られるきっかけとなったのは、2017年10月15日放送のテレビ朝日系『アメトーーク!』の「ついつい食べ過ぎちゃう芸人」です。伊達さんが食べ物をめぐる独特の理屈を披露し、その後も食に関する企画などで取り上げられたことで、代表的な持ちネタとして定着しました。2019年のライブドアニュース掲載記事でも、同番組での披露が始まりとして紹介されています。
ただし、テレビで広く知られた時期と、アイデアが生まれた瞬間は必ずしも同じではありません。この点に関して、2026年3月1日放送のフジテレビ系『かのサンド』で、新たなエピソードが明かされました。
ゲスト出演したブラックマヨネーズの小杉竜一さんは、伊達さんと小杉さんが一緒に考えた理論だったと説明。伊達さんがカステラを押しつぶして食べる様子を受け、小杉さんが「ぺったんこにしたらカロリーゼロ」という趣旨の発想を口にしたことが、理論につながったと振り返りました。伊達さんも、カロリーゼロというフレーズについて小杉さんが発案した可能性を認めたと報じられています。
このエピソードから見えてくるのは、ゼロカロリー理論が最初から一人の完成された持ちネタとして存在したわけではなく、芸人同士の掛け合いから生まれ、伊達さんが繰り返し発展させた笑いだったということです。2026年の最新トピックとして、理論の誕生をめぐる裏話にも注目が集まりました。
【代表例まとめ】ドーナツや揚げ物がカロリーゼロになる理由とは?
ゼロカロリー理論の特徴は、実際の食品の性質を出発点にしながら、最後にはまったく別の結論へ飛躍することです。代表的な例を整理します。
1.ドーナツは穴があるからゼロカロリー
ドーナツの中央にある穴を、数字の「0」に見立てるのが定番の理屈です。さらに、カロリーは食べ物の中心に集まるという設定を加え、中央がくり抜かれているからカロリーも存在しない、と説明するパターンもあります。
見た目の特徴を利用した、直感的で分かりやすいネタです。ただし、穴があることと、食品に含まれるエネルギー量は無関係です。
2.揚げ物は高温で調理するからゼロカロリー
伊達さんの代表的な主張の一つが、油で揚げるとカロリーが熱に耐えられず消えてしまうというものです。テレビ朝日系の番組情報でも、ドーナツの形状を利用した理屈とともに、揚げ物をめぐるゼロカロリー理論が紹介されています。
実際には、揚げることで食品の水分が抜けたり、油を吸収したりするため、重量当たりのエネルギー量が変化します。熱によって食品中のエネルギーがすべて消滅するわけではありません。
3.カステラは押しつぶすとゼロカロリー
ふんわりしたカステラを押しつぶして小さくすれば、カロリーが外へ分散するという発想です。2026年に小杉さんが語った誕生エピソードにも登場し、この理論の由来を考えるうえで重要な例となっています。
しかし、同じカステラを押しつぶしても、通常は食品に含まれるエネルギー量が消えることはありません。体積が小さくなっても、食べた量が同じなら、摂取するエネルギー量も基本的に変わらないのです。
4.丸い食べ物やハンバーガーもゼロカロリー
食べ物や器が丸いことを、数字の「0」と結び付けるパターンもあります。ハンバーガーなどの丸い食べ物も、この発想でゼロカロリーという結論に導かれます。
こうしたネタに共通するのは、最初に見た目や調理法を提示し、その特徴を都合よく解釈して、最後にカロリーゼロという結論へ持ち込む構造です。理屈の種類が増えるほど、次はどんな食べ物がゼロ扱いされるのかという期待も生まれます。
【年表・比較表】ゼロカロリー理論の広がりと実際のカロリー
ゼロカロリー理論は、テレビでの披露から音楽とのコラボレーションへと広がり、2026年には誕生の経緯にも新たな話題が加わりました。一方、現実の食品のエネルギー量は、食品メーカーの栄養成分情報や公的な食品成分データで確認できます。
| 時期・対象 | 出来事・内容 | 確認できる事実 |
|---|---|---|
| 2017年10月15日 | 『アメトーーク!』で披露 | 「ついつい食べ過ぎちゃう芸人」の放送を通じて理論が広く知られるきっかけになった。 |
| 2018年8月31日 | 「ウマーベラス」発売 | MONKEY MAJIKとサンドウィッチマンによるコラボ曲。ゼロカロリー理論などのネタが歌詞に取り入れられた。 |
| 2018年10月19日 | 『ミュージックステーション』に出演 | 「ウマーベラス」を携えて番組に初出演。テレビ朝日系の番組情報でも紹介された。 |
| 2026年3月1日 | 『かのサンド』で誕生秘話を紹介 | 小杉竜一さんが、カステラを押しつぶす発想を含め、理論を一緒に考えた経緯を語った。 |
| ドーナツの実例 | オリジナル・グレーズド® | クリスピー・クリーム・ドーナツの栄養成分情報では、1個当たり213kcal。 |
| 揚げ物の実例 | 鶏の唐揚げ | 食品成分表のデータを利用した栄養情報では、100g当たり約277kcalが目安。 |
年表の内容は、テレビ朝日系の番組情報、2019年の報道、2026年3月の放送内容に関する報道などを基に整理しています。ドーナツの数値はメーカー公表の栄養成分情報、唐揚げの数値は日本食品標準成分表のデータを利用した食品情報に基づく参考値です。商品や調理条件によって実際の値は変わります。
特に注目したいのが、2018年の「ウマーベラス」です。MONKEY MAJIKがサンドウィッチマンのレギュラー番組のオープニング曲を書き下ろすことをきっかけに生まれ、作詞にはサンドウィッチマンの2人も参加しました。テレビ朝日系の番組情報では、ドーナツや揚げ物をめぐる理論が歌詞に盛り込まれたことも紹介されています。
【ゼロカロリー理論は本当?】実際のカロリーと食品表示の真相
ここで、笑いとしてのゼロカロリー理論と、食品のエネルギー量を明確に区別しておきましょう。ドーナツの穴が「0」に見えても、揚げ物を高温で調理しても、食べ物のカロリーがゼロになるわけではありません。
ドーナツ1個は本当に何kcal?
クリスピー・クリーム・ドーナツが公表している栄養成分情報では、オリジナル・グレーズド®は1個当たり213kcalです。これは商品と重量が特定された具体例であり、ドーナツ全般に共通する数値ではありません。チョコレートやクリームを使った商品などは、エネルギー量が異なります。
つまり、ドーナツのカロリーを知りたい場合は、穴の有無や形状ではなく、商品ごとの栄養成分表示を確認するのが確実です。
唐揚げなどの揚げ物はどれくらい?
日本食品標準成分表のデータを利用した食品情報では、鶏の唐揚げは100g当たり約277kcalが目安として示されています。一般的な大きさの唐揚げでも、複数個を食べれば摂取エネルギーは積み重なります。
ただし、衣の厚さ、使用する肉、吸収した油、調理方法などによって数値は変わります。外食チェーンの商品なら公式の栄養成分表、家庭料理なら材料や調理条件を考慮した推定値を使うと、より実態に近い把握ができます。
「カロリーゼロ」と表示された食品も完全なゼロとは限らない
もう一つ混同しやすいのが、食品表示における「カロリーゼロ」です。食品表示基準では、食品100g当たり、または飲料100ml当たりのエネルギーが5kcal未満の場合、「ゼロ」などの表示が認められています。そのため、ゼロ表示の商品でも、エネルギーがまったく含まれていないとは限りません。
これは、食品表示のルールに沿った正式な表示です。ドーナツの穴や揚げ物の温度を根拠にするゼロカロリー理論とは、まったく異なる話です。
消費者庁は、容器包装に入った一般用加工食品などについて、食品表示基準に基づく栄養成分表示を定めています。健康管理のためにカロリーを把握したい場合は、熱量、脂質、炭水化物などの表示を確認しましょう。
【2026年最新】ブラックマヨネーズ小杉との関係と「ウマーベラス」の意味
2026年のゼロカロリー理論を語るうえで見逃せないのが、ブラックマヨネーズの小杉竜一さんによる誕生秘話です。2026年3月1日放送の『かのサンド』では、伊達さんと小杉さんが理論を一緒に考えたという経緯が紹介されました。
小杉さんの説明によると、カステラを押しつぶす伊達さんの行動に対し、押しつぶせばカロリーゼロになるという発想を加えたことが、理論の誕生につながったといいます。小杉さんは、伊達さんがこの発想をうまく使い続けた一方、自分は使うのを忘れていたという趣旨の話もしています。
このエピソードは、伊達さんが長年披露してきた理論の出発点を考えるうえで興味深いものです。発想のきっかけを共有したことと、テレビで繰り返し披露して定番ネタとして広めたことは、分けて理解すると分かりやすくなります。
また、「ウマーベラス」はゼロカロリー理論が音楽の世界にまで広がった代表例です。MONKEY MAJIKとのコラボ曲には、ドーナツや揚げ物をめぐる理屈が取り入れられました。2018年10月には『ミュージックステーション』への初出演も実現し、漫才やバラエティー番組の外にもネタが広がりました。
「ウマーベラス」は、うまいという意味合いと、英語の「マーベラス」を組み合わせた印象的なフレーズです。食べる楽しさと独特の言葉遊びを組み合わせた点も、このコラボレーションの魅力です。
なお、富澤たけしさんはコンビの相方として理論をめぐる掛け合いを支えています。一方、2026年の放送で注目されたのは、小杉さんが理論の発想に関わったというエピソードでした。伊達さん一人だけが最初からすべてを考案したと単純化せず、誕生のきっかけと、その後の定着を分けて捉えることが、最新情報を理解するポイントです。
【プロの結論】ゼロカロリー理論を楽しむコツと、健康管理で気を付けたいこと
ゼロカロリー理論の魅力は、誰もが知っている食べ物を題材に、あり得ない理屈を自信たっぷりに組み立てるところにあります。ドーナツの穴、揚げ物の温度、カステラの体積といった身近な特徴を、カロリーゼロという結論に結び付けるため、仕組みが分かりやすく、繰り返し聞いても楽しめます。
一方、実際の食生活では、食べ物の形や調理時の温度ではなく、食べた量と栄養成分に目を向けることが大切です。健康管理や体重管理を目的にする場合は、次の判断基準を参考にしてください。
- ネタとして楽しみたい人:ドーナツや揚げ物をめぐる理屈を、伊達さんらしい言葉遊びとして楽しむ。
- 摂取カロリーを管理したい人:商品ごとの栄養成分表示を確認し、食べた量に応じて把握する。
- 「ゼロ」表示の商品を選ぶ人:表示基準を理解し、必要に応じてエネルギー量やほかの栄養成分も確認する。
- 食事のバランスを整えたい人:カロリーだけでなく、たんぱく質、脂質、炭水化物、食物繊維なども含めて食事全体を考える。
ゼロカロリー理論を、食べ過ぎを正当化するための本当のルールとして扱うのはおすすめできません。笑いとしての理屈と、科学的な栄養情報を切り分けることが、ネタを楽しみながら健康管理も続けるコツです。
【サンドウィッチマンの0カロリー】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ゼロカロリー理論の元ネタは何ですか? A1:2017年10月15日放送のテレビ朝日系『アメトーーク!』の「ついつい食べ過ぎちゃう芸人」で伊達みきおさんが披露し、広く知られるようになりました。2026年3月の『かのサンド』では、ブラックマヨネーズの小杉竜一さんが、理論の誕生に関わったエピソードを語っています。
Q2:ドーナツは本当にカロリーゼロなのですか? A2:いいえ。ドーナツの穴が数字の「0」に見えるというのは、お笑いのネタです。実際には商品によってカロリーが異なり、クリスピー・クリーム・ドーナツのオリジナル・グレーズド®は1個当たり213kcalです。
Q3:揚げ物は高温で揚げるとカロリーがなくなるのですか? A3:なくなりません。揚げ物は調理中に水分が抜けたり油を吸収したりするため、エネルギー量が変化することはありますが、高温で揚げるだけでカロリーがゼロになるわけではありません。
Q4:ゼロカロリー理論は伊達みきおさんが一人で考えたのですか? A4:2026年3月1日放送の『かのサンド』では、小杉竜一さんが伊達さんと一緒に考えたと説明しました。カステラを押しつぶす発想が理論の誕生につながったというエピソードも語られています。
Q5:「ウマーベラス」とゼロカロリー理論にはどんな関係がありますか? A5:「ウマーベラス」はMONKEY MAJIKとサンドウィッチマンによるコラボ曲で、2018年8月31日に発売されました。歌詞にはドーナツや揚げ物をめぐるゼロカロリー理論が取り入れられています。
Q6:「カロリーゼロ」と書かれた食品は、エネルギーが完全にゼロなのですか? A6:必ずしもそうではありません。食品表示基準では、食品100g当たり、または飲料100ml当たりのエネルギーが5kcal未満の場合に、ゼロなどの表示が認められています。
まとめ:ゼロカロリー理論の真相は「笑い」と「実際のカロリー」を分けること
サンドウィッチマンのゼロカロリー理論は、伊達みきおさんの独特な発想と言葉遊びから生まれた、おなじみのお笑いネタです。2017年の『アメトーーク!』をきっかけに広く知られ、2018年の「ウマーベラス」で音楽にも展開。さらに2026年には、ブラックマヨネーズの小杉竜一さんが理論の誕生に関わった経緯を明かしました。
ドーナツの穴が数字の「0」に見えても、揚げ物が高温で調理されても、実際のカロリーが消えるわけではありません。食品のエネルギー量を知りたい場合は、メーカーの栄養成分情報や食品成分データを確認するのが基本です。
ゼロカロリー理論の面白さは、正しい栄養学ではなく、無理のある理屈を堂々と語るギャップにあります。ネタはネタとして存分に楽しみ、健康管理では実際の数値を参考にする。その使い分けこそが、2026年も変わらないゼロカロリー理論との上手な付き合い方です。 (出典: サンドイッチマン 0カロリー(Yahoo!ニュース))